新型コロナの補助金削減が影響し過去最大の赤字を計上 2023年度岩手県立病院決算 黒字は中部、胆沢、磐井の3病院

岩手県立病院の2023年度決算は国の新型コロナの補助金が大幅に削減されたことにより、経常損益が過去最大の赤字となりました。

県医療局によりますと2023年度、県立病院の総収益は約1167億4000万円、総費用は約1202億7700万円です。経常損失は過去最大の32億6100万円余りで、2016年以来7年ぶりの赤字です。病院が新型コロナ患者を受け入れる病床を確保するため、国が出す補助金、いわゆる「空床補償」が縮小され、その分の収益が大幅に減少したことが赤字に大きく影響しました。

黒字を計上したのは中部病院、胆沢病院、磐井病院の3つで前の年度より4病院減少しました。

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