米メタ、元エンジニアが提訴 ガザ関連投稿の扱い巡り不当解雇と

Katie Paul Jessica DiNapoli

[ニューヨーク 4日 ロイター] - 米メタ・プラットフォームズの元エンジニアが4日、パレスチナ自治区ガザでの紛争に関連するコンテンツの取り扱いを巡り不当に解雇されたなどとして同社を提訴した。

訴えたのはパレスチナ系米国人のフェラス・ハマド氏。2021年からメタの機械学習チームに所属していたが、今年2月に解雇された。

ハマド氏は訴状で、メタにはパレスチナ人に対する偏見があると非難。ガザでの親族の死に言及した従業員の社内でのやり取りを削除し、パレスチナ国旗の絵文字使用について調査を実施したと述べた。

また解雇理由は、パレスチナ人のインスタグラム投稿を抑制する原因となっていたバグの修正に協力したことに関連していると主張している。

その後、メタから調査の対象になっていると知らされ、社内差別の苦情を申し立てたところ数日後に解雇されたという。

メタは現時点でロイターのコメント要請に応じていない。

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