ブンデスリーガ2部のデュッセルドルフでプレーする日本代表MF田中碧の移籍に関して、ドイツ大手紙『Bild』が見解を示した。
田中は今季、デュッセルドルフの主力として公式戦で36試合に出場し、8ゴール・3アシストを記録。シーズンを通して好パフォーマンスを続けていたが、チームは入れ替えプレーオフでボーフムに敗れて、あと一歩のところで1部昇格を逃した。
そんな田中にはブンデス1部のクラブに限らず、他の欧州リーグからも関心が寄せられている。今夏の移籍が確実とも見られているなか、同メディアは「タナカの売却計画はあるが、大きな疑問符もつく」と報じている。
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「クラブは350万ユーロ(約6億円)程度の移籍金を希望しており、300万から400万ユーロとの話もある。しかし、過去の移籍期間中にタナカに関する交渉は一度も行なわれておらず、まだ具体化していない。どれほど現実的であるかはまったく不明だ」
また、移籍交渉が停滞している状況に対して「フォルトゥナはタナカの代理人の仕事ぶりに非常に苛立っている」とし、「現在も代理人は移籍先について言及したり、他のクラブが支払う可能性のある金額を提示したりする気配はない」と伝えている。
果たして今後、田中の去就はどうなるのか。動向が注目される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部