「インザーギのパズルを埋める」伊王者インテル、菅原由勢が右サイド強化の有力候補と現地報道!「素晴らしいスピードとスタミナ」

セリエA新王者からの評価はかなり高いようだ。

日本代表の菅原由勢はAZとの契約が残り1年となるため、この夏の去就が注目されている。欧州主要リーグへのステップアップが期待されるなか、以前から関心を寄せていると言われるクラブのひとつがインテルだ。

シモーネ・インザーギ監督が採用する3-5-2のシステムで非常に重要度が高いポジションのひとつがWBだ。攻守両面での貢献が求められ、消耗度が激しいこともあり、両サイドのWBをそろって交代させることが少なくない。

現在、右サイドにはマッテオ・ダルミアンがいるが、34歳のベテランだけで戦い抜くことはあり得ない。冬に獲得したタジョン・ブキャナンは左サイドで起用されるようになっている。

さらに、オランダ代表のデンゼル・ドゥムフリースは、契約残り1年となるなかで延長がまとまっておらず、今夏の去就が取りざたされているところだ。そのドゥムフリースの後釜として注目されていのが菅原である。

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インテル専門サイト『FCINTER1908』は、大手紙『Tuttosport』が「(ドゥンフリース)売却の場合、アタランタのエミル・ホルムに注目。だが、スカウトからよりポジティブな報告があったのはスガワラだ」と報じたと伝えている。

「それほど小さくもなく(179センチ)、素晴らしいスピードとスタミナに恵まれている。スガワラの評価額は1500万ユーロ(約25億5000万円)。だが何より、ドゥムフリース同様、契約が2025年で満了だ」

一方で、FCINTER1908は「スガラワの獲得が、インザーギのパズルを埋めるだけでなく、マーケティング分野でも戦略的になり得るのは隠すまでもない」とも伝えた。アジア市場におけるブランド力アップと、それに伴う収入増も期待しているということだ。

2位ミランに19ポイント差をつけ、今季のセリエAで圧倒的な強さを誇ったインテル。かつて長友佑都が長期にわたって在籍した名門に、菅原が移籍する可能性はあるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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