「見え方が悪い」元日本代表DFがJ2水戸対長崎の“ジャッジ変更”に独自見解。VARがないJ2&J3で必要なのは?

元日本代表DFの名良橋晃氏が6月5日、自身のYouTubeチャンネル「名良橋さんの大悟味ちゃんねる」に最新コンテンツを投稿。J2の試合中に起こったジャッジ変更について私見を述べた。

問題のシーンは、2日に行なわれたJ2第18節の水戸ホーリーホック対V・ファーレン長崎、2-2で迎えた後半アディショナルタイムに起きた。ボックス内で仕掛けた長崎のマテウス・ジェズスが、水戸の前田椋介のタックルで倒れる。当初はノーファウルと判定されたが、納得ができない様子の長崎の下平隆宏監督に主審が説明。その後にPKに変更され、フアンマ・デルガドがこれを決め、3-2で長崎が勝利した。

この試合を映像で確認したという名良橋氏は、「あれはPKだと思う」と最終的な判定には問題なかったとの見解を示す。ただ、その過程には疑問を呈す。

「見え方が悪いと思う。抗議に行った長崎に対して、そこで言われて。多分、四審の方とかいろいろと協議したなかで変えたと思う。判定を覆す前に、水戸の方にも言った方が良かった。その方が納得はすると思う」

【動画】名良橋晃が水戸対長崎を語る!
そして、VARが導入されていないJ2とJ3では、他競技の手法も参考にすべきだと主張した。

「例えば、プロ野球なら、(審判が)みんなで集まって協議する。見ている人も分かる。(その後に場内への)説明があった方がいいんじゃないか」

会場での観客に対する説明はU-20ワールドカップなどでも実施されているとして、「VARがないんだったら、やった方が良い。J2もJ3も。みんなすっきりすると思う」と語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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