2年連続ベストアマの倉林紅 次週はアマチュアNO.1決定戦に出場「優勝を目指す」

ベストアマを獲得した18歳・倉林紅(撮影:佐々木啓)

<ヨネックスレディス 最終日◇2日◇ヨネックスカントリークラブ(新潟県)◇6339ヤード・パー72>

今年3月、宮城県の名門・東北高校を卒業したアマチュアの倉林紅(くらばやし・こう)が5バーディ・2ボギーの「69」。トータル7アンダー・11位タイに入り、2年連続のベストアマチュアを獲得した。「ゴルフ始めた時からずっとヨネックスさんのクラブしか使ったことがないので、この試合で恩返しができたのかなと思います」と喜んだ。

当初は、先月27日に行われた主催者推薦選考会(マンデートーナメント)に出場する予定だったが、その3日前に主催者推薦に選ばれたという連絡が入り、本選から出場した。

初日を「71」で滑り出すと、第2ラウンドからは連日の「69」。雨が降る厳しいコンディションのなかでもスコアを作った。「この試合からドライバーをヨネックスさんの最新モデル(EZONE GT)に変えて、キャリーでも距離が伸びた。雨の中でもしっかりとフェアウェイにおいて、今までよりも短い距離でセカンドも打てたので、前よりも楽にゴルフができました」と笑顔で振り返った。

昨年、初挑戦となったプロテストは2次で敗退。現在は「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」が行われる利府ゴルフ倶楽部の研修生として、練習に励んでいる。

憧れの選手は、昨年10月に日本ツアーから引退したイ・ボミ(韓国)だという。「ミヤギテレビ杯の時に、初めてサインもらったのがボミちゃん。笑顔で優しく対応してくれた。すごい可愛いし、私もこの舞台でこういう風になりたいなって思ったのがきっかけです」。

今月11日(火)からは「日本女子アマ」(千葉県、我孫子ゴルフ俱楽部)に出場する。勝てば、プロテストで1次、2次は免除になり、いきなり最終からの受験が可能になる。「私にとって日本女子アマは大事な大会。去年は、悔しい結果(51位)になってしまったので、優勝を目指してまた頑張りたい」。この勢いのまま、アマチュア日本一の称号を狙う。(文・神吉孝昌)

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