特色ある学校づくりを 学区制めぐる議論続く【徳島】

存続の是非について検討が続けられている、公立高校の学区制について、6月5日に開かれた県教育委員会の定例会で委員からは、特色ある学校づくりを進めるべきとの意見が出ました。

県内の公立普通科高校は地域ごとに3つの学区に別れていて、別の学区へ進学できる割合に制限が設けられています。

5日に開かれた県教育委員会の定例会では、4日に開かれた学区制に関する有識者会議での議論が報告されました。

これを受けて委員からは、次のような意見が出ました。

(委員)

「遠くても行きたい学校があれば、県外からでも来るわけですよね。行きたい学校になれるように県としは、どんどん指導して支援していくべきでは」

「例えばこの地域の、ここの県立高校はこういう学科を作りたいというのがあれば、一同に提案できる会議があって、そこで優先順位をつけて実現していくというプロセスがオープンになっていると、提案しがいもある」

県教育委員会は、有識者会議や市町村への聞き取り調査などを踏まえ、2024年度中に学区制についての方向性をまとめる方針です。

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