船の上で非日常を楽しむ 地鶏にマグロ…駿河湾で豪華ディナークルーズ 地元飲食店が味の競演=静岡

地元の食材を楽しんでもらいたいと、静岡市内の4つの飲食店がコラボして、ディナークルーズを企画しました。乗客は、駿河湾を眺めながら食事を楽しみました。

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「いらっしゃいませ。足元、ご注意下さい」

限定40人。ディナークルーズは6月4日、完全予約制で開かれました。静岡市内の4つの飲食店が清水港の観光客船「オーシャンプリンセス号」を貸し切り、1日限定のスペシャルコースを提供しました。

<美味しいお蕎麦・地酒・地肴ふるさと 三上万弥店主>
「静岡の食材を使うという一つの縛りを設けて、それを船の上で非日常の中で楽しむことができる。(提供する側も)全員楽しんでやっている」

クルーズの主役となるのは、全9品のコース料理。会費は1万5000円(税込)で料理と飲み物が含まれています。それぞれの得意分野を掛け合わせたオードブルからスタートしました。

<ワイン食堂シャンティ 山田高久店主>
「お待たせしました。こちらが、トマトと豆乳の擦り流しと、花シュウマイとシラス、枝豆と新玉ねぎと山芋のムースと、ホタテ貝に半生で火を入れて漬物で作ったラヴィゴットソースになります」

メインディッシュは、地元の食材を使ったメニューをそれぞれが考えました。

静岡の地鶏と鴨、フォアグラのパイ包み焼きに、静岡牛を使ったローストビーフのタルタル仕立て。三保で養殖された三保サーモンとマグロの中トロの握り。こちらも、三保で養殖された「三保の松さば」を使った、三保松さばラーメン。

地酒も飲み放題で、乗客は駿河湾を眺めながら食事を楽しみました。

<乗客>
「静岡の食材がふんだんに使われていたので、本当に全部美味しく、ぺろっといただきました」

観光客船を運行する会社も、清水を知ってもらうきっかけになると言います。

<富士山清水港クルーズ営業部 稲垣忠明部長>
「可能性を秘めている地域なので、このような取り組みが、色んなところで発展していければ嬉しいなと」

地元の飲食店がコラボしたこのディナークルーズは、2024年で3回目となりました。

<美味しいお蕎麦・地酒・地肴ふるさと 三上万弥店主>
「清水自体を、大きく言えば静岡を盛り上げることが微力ながらできればなということと、次の世代へ伝えていく、交代していくということを視野に入れながら、メンバーみんなで盛り上げていけたらなと思う」

主催者は、手ごたえを感じていて、2025年も開催したいと考えています。

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