メルカリ×ヤクルト山陽×自治体で「捨てる」をどこまで減らせるか? 「環境の日」に全国初の実験開始 広島

ヤクルト山陽とフリマアプリのメルカリが、自治体と一緒にリユースを推進する実証実験が始まりました。全国初の取り組みだということです。

実証実験は、広島県 三次市と安芸高田市で始まります。全国初の仕組みとは…?

まず、ヤクルトの販売員が、配達先の家庭にある不要品を運び出してくれます。

不要品は、ヤクルトの営業所内に持ち込まれ、担当者が写真撮影や値づけなど出品の作業をして、メルカリショップで販売されることになります。

収益は、地元の福祉に役立てられる予定です。

メルカリ 政策企画 吉川徳明 執行役員
「メルカリ自身でできることってかなり限りがあるなというふうに思っています。一緒に取り組める方々をサポートして、地域に根ざした活動をやっていきたいというふうに思っております」

メルカリにとっては利用者の拡大、ヤクルトにとっては顧客サービスの充実と新規開拓のツールに、というメリットを見込んでいます。自治体も、まだ使えるものを再利用することでゴミの削減につながることを期待しています。

三次市 福岡誠志 市長
「リユースとか、そういう資源を活用する文化が定着すると、ゴミの最終処分場の(処分)量が軽減していく。つまり(最終処分場の)耐用年数が長くなっていくということにつながります」

実験は来年3月まで続けられ、今後の取り組み方が検証されることになります。

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