ラツィオのトゥドール監督がわずか3か月で電撃辞任! 鎌田大地の退団が一因と現地報道「愛弟子カマダの事件で空気が穏やかでなくなった」

鎌田大地の退団騒動が、小さくない問題へと発展した。

ラツィオは現地6月5日、イゴール・トゥドール監督の辞任を発表した。

イタリアメディア『TUTTOSPORT』は、正式リリースの数時間前、辞任が決定的となった時点で「トゥドールとラツィオは決別へ」と伝え、その理由をこう説明している。

「決裂に至った主な問題は2つある。次の移籍市場を考慮した監督への配慮が少なかったことと、イサクセン、ロベッラ、ゲンドゥジ、ヒサイを含むチーム内の一部選手の評価の相違だ」

そして、「監督の愛弟子であるカマダの事件は、確かに空気がさらに穏やかでなくなる一因となった」と続けた。

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マウリツィオ・サッリ前監督の辞任を受け、3月に主任トゥドールは、それまで冷遇されていた鎌田を主力に抜擢。見事に復活させた。

だが、日本代表MFは、昨夏にラツィオと1年契約を結んだ際の3年延長オプションを行使せず。単年契約を望んだものの、交渉はまとまらず、退団する運びとなった。

『LAZIO LIVE.TV』は「新しいプロジェクトを開始するために日本人のプロフィールだけが確実であったが、その計画が失われた」と報じており、鎌田サイドの要求に受け入れずに、頼みの綱をあっさり放出したクラブにクロアチア人指揮官は不信感を持っていたようだ。

そのトゥドールへは、ボロ-ニャからの関心が取り沙汰されている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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