全米女子OPでの日本勢活躍に石川遼が感銘 「レベルの高さを物語っている」

来週海外メジャー「全米オープン」を控える石川遼(撮影:鈴木祥)

<BMW日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 事前情報◇5日◇宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース (茨城県)◇7430ヤード・パー71>

日本女子ゴルフ勢が活躍を見せた先週の海外女子メジャー「全米女子オープン」。来週13日から「全米オープン」を控える石川遼は、日本女子ゴルフ界の未来について感じたことを明かした。

「あれだけ日本人の選手が出られるということだけで、世界的に見たときに日本女子ツアーのレベルの高さを物語っている」。同メジャーには21人の日本人選手が出場。それだけの人数が出られるということは「世界的に認められないとそれは起きない」と感じている。

「日本の男子ゴルフもいま非常にレベルが上がってきている」と石川は男子ゴルフ界もそこに近づくことを願っている。DPワールド(欧州)ツアーや米国男子ツアーのレベルとの差があるのは事実。「近づけていけると、全米オープンに日本人の選手がこう5人以上とか10人とか出られる状況に変わってくると思う」と明るい兆しはあるとした。

昨年の日本ツアーは若手選手の台頭に加え、ベテラン勢の強さも光るシーズンだった。今年は欧州ツアーで星野陸也、中島啓太が海外初V、米下部ツアーで大西魁斗の勝利なども含めて活躍中だ。だからこそ、海外ツアーとの差を「挽回できるメンバーがいまの日本ツアーには本当にそろっているので」と、その差を縮めることができることを確信している。

そこに至るまで「長い戦いになるかもしれない」からこそ、日本ゴルフ界が常に盛り上がるためにも、結果への意識を強く持ち続ける。(文・高木彩音)

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