福島県広野町在住の西芳照さん 専属シェフとして「なでしこジャパン」に同行 疲労回復を食事面から全力でサポート

食事で選手を支えたいと語る西さん

 福島県広野町在住の西芳照さん(62)はパリ五輪でサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」に専属シェフとして同行する。5日、福島民報社のインタビューに答え、「暑さ対策が必要になる。(選手の)疲労回復を食事面から全力でサポートしていきたい」と意気込みを語った。

 ―五輪でなでしこジャパンに同行するのは初めて。

 「昨年のワールドカップに同行し、知っている選手も多い。雰囲気も分かっている。にぎやかで楽しい食事会場を作りたい」

 ―スペイン遠征で2連勝し、若手が活躍している。

 「今後メンバーが18人に絞られる。パリ五輪では激戦が予想される。選手の体調を考慮し、栄養のある食事で支えたい」

 ―勝負飯や考えている料理は。

 「(現時点での)構想はない。鉄分を意識した料理を大事にしたい。福島県産の干し芋や、サラダなどに使用する福島県産エゴマオイルを持参する予定だ」

 ―多くの県民が応援している。

 「JFAアカデミー福島の生徒らの期待もある。選手やスタッフと一緒に県民に勇気や元気を届けられればうれしい」

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