「iPhone 16 Pro」と「iPhone 16 Pro Max」の寸法データと過去モデルとの比較画像が登場

Image:Enkhtulga Khandsuren/Shutterstock.com

今年秋の「iPhone 16 Pro」モデルは、2機種とも数年ぶりにサイズが大きくなると噂されてきた。小さい方の「iPhone 16 Pro」は6.1インチから6.3インチへ、「iPhone 16 Pro Max」は6.7インチから6.9インチという具合だ。ただ、各部それぞれの寸法までは分かっていなかった。

そんな状況のなか、信頼性の高いリーカーが、iPhone 16 Proモデルのベゼルがさらに狭くなるとの噂を裏付けつつ、全体的な寸法の数値や前モデルとの比較画像をネット上に公開した。

アップルやサムスンの未発表製品に詳しいIce Universe氏がX(旧Twitter)上で公開したiPhone 16 ProとiPhone 16 Pro Maxの寸法を、それぞれの前モデルと比較した表は次の通りである。スクリーン境界=ベゼル幅のことだ。

昨年のiPhone 15 Pro両モデルはLIPO(低圧社射出オーバーモールディング技術)を採用し、ベゼル幅を狭くした。今年はBRS(Border Reduction Structure)技術を投入し、ディスプレイ下部の銅配線を巻き上げてコンパクトにすることで、さらなるスリム化をはかると見られている。

iPhone 16 Proの1.2mmは30%もの薄型化となる一方で、iPhone 16 Pro Maxの1.15mmは26%削ったことになる。サムスンの最新フラッグシップ機Galaxy S24 Ultraもベゼルの薄さが驚かれたが、1.5mmに留まっている。

この薄型化により、iPhone 16 Pro Maxは「世界で最も薄いベゼル」になる見通しというわけだ。それに加えて、Ice Universe氏はiPhone 15 Pro Maxと比較する写真をシェアしている。AがiPhone 16 Pro Max、BがiPhone 15 Pro Maxである。

Image:Ice Universe

すでにiPhone 15 Pro Maxの時点で全スマホの中でも「最狭」クラスに達しているため、大きな違いとは感じにくいかもしれない。しかし、狭額縁化により本体サイズはほぼ変わらないまま、ディスプレイが大型化していることは確認できる。実際に手に持ってみたとき、画面への没入感はより大きくなる可能性がありそうだ。

Ice Universe氏は、iPhone 13 Pro Max(D)との比較画像も公開している。数世代の積み重ねによる、ディスプレイ周りの違いは明らかなようだ。

Image:Ice Universe

ほか、iPhone 16 Proモデルではカメラの強化や、ビデオ撮影専用のキャプチャーボタン、新しいカラーバリエーションなどが噂されている。iPhone 15 Proからの差分はわずかだとしても、数年ぶりに買い替えるiPhoneユーザーにとって印象は鮮烈かもしれない。

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