釣り大会で日米友好深める 西海・横瀬住民と佐世保基地関係者

米軍施設内で釣りを楽しむ参加者=西海市西海町

 米海軍佐世保基地関係者と長崎県西海市西海町の横瀬地区住民による親善・交流釣り大会が2日、同町の米軍施設内であり、家族連れら日米両国の計約220人が友好を深めた。
 横瀬地域(まち)づくり協議会(永野道廣会長)が初めて企画。杉澤泰彦市長や基地司令官のマイケル・フォンテーン大佐、九州防衛局の江原康雄局長らも参加した。
 参加者は、同協議会が用意した竹ざおなどを手に防波堤へと繰り出し、和気あいあいと釣りを満喫。2時間ほど糸を垂れた後は、出来たての焼きそばや焼き肉、ハンバーガー、ホットドッグなどを一緒に味わった。大会開催を記念したメッセージ付きの風船飛ばしやスイカ割りで盛り上がった。
 子どもの部門で最重量の370グラムのカサゴを釣り、1等賞に輝いた市立西海北小3年の杉本陽翔さん(8)は「1番になるとは思っていなかったので、うれしかった。会話がうまくできるよう英語の勉強を頑張り、来年も参加したい」と笑顔で話した。

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