能作(富山県高岡市)がポケモンとコラボ スズ製品7月販売

モンスターボールをモチーフに開発された器

 富山県高岡市の鋳物メーカー、能作が人気ゲーム「ポケットモンスター(ポケモン)」とコラボレーションしたスズ製品を初めて開発した。世界的に人気のポケモンとの連携を通じて伝統工芸の魅力を発信する。7月1日から国内の直営店や金沢市の「ポケモンセンターカナザワ」で販売する。

 製品はポケモンを捕まえるためのアイテム「モンスターボール」をモチーフにした球状の器(高さ74ミリ、幅75ミリ)と、キャラクター「メタモン」をかたどったトレー(厚さ2.5ミリ、幅129ミリ)の2種類。いずれも職人の手で一つ一つ仕上げた。食器や小物入れとして使え、価格は器が1万1千円、トレーが7150円。

 能作は昨年から株式会社ポケモン(東京)と共同で開発を進めた。ポケモンのキャラクターをあしらったスズ製の箸置きの制作体験を7月1日~9月30日まで能作本社工場で行う。

© 株式会社北日本新聞社