三和町商工会青年部主催のホタル「ほたるのさんぽみちINみわ」は29日午後5時から午後8時30分まで、福島県いわき市三和町の三和ふれあい館や好間川沿い遊歩道などで開かれる。昨年に続いての企画で、三和町の豊かな自然の中で生きるホタルを知ってもらい、交流人口拡大や地域活性化につなげるのが狙い。
当日は三和ふれあい館裏の好間川沿いの遊歩道を自由に散策しながら、ホタルを観賞できる。2021（令和3）年から、地元の下市萱区の住民有志が水路の泥をさらって雑草を刈り取り、ホタルや餌のカワニナを放流するなどしてホタルが繁殖できる環境づくりに取り組んできた。昨年はホタルが乱舞する光景が見られ、大勢の来場者でにぎわった。
会場には物販や飲食のブースを設け、三和町の特産品などを提供する。先着順で小学生以下の来場者にはお菓子をプレゼントする。夜間のため、来場する際は懐中電灯の準備を呼びかけている。
ホタルが生息する環境を守り、イベントを盛り上げようと、21日に地元の三和中2年生は地域住民とともに会場のごみ拾いに取り組む。
（いわき版）
