6月8・9日「Jリーグ勝敗」予想 「タイトル奪還」広島がFC東京とホーム決戦、「J1王者・神戸を撃破」J3富山が札幌を破って下剋上、「監督交代」徳島が横浜FCと古巣バトル

画像/サッカー批評WEB編集部

今回のtotoは、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦の5試合と、J2第19節の8試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。

ルヴァンカップは今季、大きくレギュレーションが変わった。J2とJ3のチームも参加し、ジャイアントキリングを起こして大会序盤を盛り上げた。

ただし、プレーオフラウンドまで進んだ現段階では、ほとんどの席をJ1勢が占めている。日本トップのリーグを戦うチームが、実力を見せつけた格好だ。

だが、このラウンドでまだまだ下剋上を起こしてくれそうなチームがある。ふだんはJ3を戦うカターレ富山である。

富山はここまで、初戦でモンテディオ山形、続いて清水エスパルスと、J2チームを連破。さらには、昨季J1王者のヴィッセル神戸をPK戦の末に退けて、プレーオフラウンドまで進んできた。

このステージでも、第1戦で北海道コンサドーレ札幌と引き分けた。今回、緊張の第2戦も乗り越えて、さらに駒を進めると予想する。

理由は「ホーム」だ。現在、J3で5勝6分4敗、8位と波に乗り切れていない富山だが、今季はホームで負けていない。そして今大会ここまで、すべてホームゲームを戦って勝ち上がってきた。

神戸との試合では、平日のナイトゲームにもかかわらず、8000人を超える観客が集まった。神戸のスター選手目当ての人もいただろうが、ジャイアントキリングの味を知った観客は今回、熱烈に富山の選手たちを後押しするはずだ。

ただし、懸命に戦うJ1チーム相手に、90分間で決着をつけるのは簡単なことではない。予想はPK戦の末の8強入りだ。「0」予想だが、勝ち上がるのは富山だろう。

■前々回の王者「足かせ」とJ2「波乱カード」

富山とは逆に、ホームが足かせになりそうなチームがある。前々回の大会を制したサンフレッチェ広島である。

FC東京相手に先勝したが、今回は苦労するだろう。通算対戦成績では、広島の18勝12分19敗とほぼ五分だが、ホームでは7勝6分11敗と旗色が悪くなる。

広島は今季ここまで、リーグ戦で2敗しかしていない。だが、その2つの黒星とも、ホームで突きつけられたものなのだ。

この2つの相性の悪さは見逃せない。FC東京が逆転で勝ち上がり、広島のタイトル奪還の夢は来季以降に持ち越しとなる。

J2で一波乱ありそうなカードがある。14位徳島ヴォルティスと3位横浜FCの対戦だ。

現在、両チームの間には勝点12の差がある。だが、徳島は監督交代の荒療治が効いたか、グイグイと調子を上げている。

しかも、横浜FCがJ2昇格を決めた2019年にも勝利するなど、近年は毎年、勝点をもぎ取っており、徳島には横派に対する苦手意識はないはず。今回も勝つとまでは言えないが、引き分ける可能性は十分にある。増田功作監督にとっては古巣との対戦でもあり、徳島には大きな自信となる勝点1になるはずだ。

今回のtotoの購入締切は6月8日で、ネット決済による公式サイトでの販売は14時50分(コンビニ決済は13時)、くじ売り場では12時、コンビニは11時30分までとなっている。

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