温泉熱で県民が大好きな『アレ』を作る! 土湯温泉に新施設オープン 福島

福島市の土湯温泉に6日、新たな施設がオープンしました。温泉の熱を利用して、福島県民も大好きな“あの食べ物”を作ります。

末永万智アナウンサー「福島市の土湯温泉町では、温泉の熱を使った新たな取り組みが始まりました。それが…納豆の製造です」

土湯温泉にオープンした「おららの温泉納豆ラボ」。温泉熱とICTを活用して、納豆を作る施設です。福島市の納豆の消費量は、全国でもトップクラス。その一方で、市内の業者が撤退していることなどから、今回、生産を始めました。

納豆を作る、いわば施設の心臓部では、発酵室の中の管を温泉が流れていきます。温泉の熱を利用することで、脱炭素化にもつながるといいます。

プロジェクトには、NTT東日本と福島大学も参加しています。その理由は、ICT技術の活用です。この施設では、発酵室の温度や湿度を遠隔で管理することで、効率的に製造できるため、人手不足の解消にも、つながるということです。

土湯温泉観光協会・加藤貴之さん会長「観光地である以上、世界に広まるような名産になればという思いで商品として出させていただきました」

納豆は県産の大豆を使用し、外国人観光客など納豆が苦手な人にも、食べてもらいやすいよう、癖の少ない味を目指しているそうです。この納豆は、7日から道の駅つちゆなどで販売されるということで、地元の新たな名物となることが期待されています。



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