【巨人】井上温大 阿部監督から「先に降りてんじゃねえよ」のツッコミに「前より長くいたんだけど…」

井上温大(右)に降板を告げる阿部監督

巨人・井上温大投手(23)が6日のロッテ戦(東京ドーム)に先発し、7回途中3失点の好投で今季2勝目を挙げた。

左腕は走者を出しながらも粘りの投球。直球に変化球を織り交ぜ、2回には3つのアウトを全て三振で奪うなど6回まで三塁を踏ませなかった。7回に3安打を許して降板したが、114球を投げて8安打6奪三振。阿部監督は「100点」と称賛し、杉内投手チーフコーチも「攻める気持ちを全面的に出しているように見えた」と左腕をたたえた。

登板前日には「ストライク先行」をテーマに掲げていた。それについて井上は「最初は少し逆球も多かったけど、修正しながら後半にかけて(ストライク先行を)できたのはすごいよかった」と手応えを感じていた。

ただ、降板時には阿部監督が来る前にマウンドを降りてしまう場面も。指揮官からは「先に降りてんじゃねえよ」とツッコまれたという。前にも同じようなことがあった井上は「前回よりちょっと長くいたつもりだったんだけど、それでもまだ早かった。もう少し長くいます」と投球とは少し違った目標を立てた。

先発としての勝利は約2年ぶり。お立ち台で「絶対にローテーションをつかみとってやるんだという気持ちで臨んだ」と語った5年目左腕はその座をモノにできるだろうか。

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