「秋は短し 旅せよ岩手」 観光キャンペーンのコピーやロゴ発表

キャッチコピーやロゴマークをPRする達増拓也知事=6日、盛岡市

 岩手県と市町村、観光関係団体などで組織する「いわて観光キャンペーン推進協議会」(会長・達増拓也知事)は6日、JR東日本の重点販売地域指定を受けて今年10~12月、県内で展開する秋季観光キャンペーンのキャッチコピーを「秋は短し 旅せよ岩手」とする、と発表した。主に国内の10代後半から30代までの若い世代をターゲットに、各地の秋ならではの特色ある観光素材やイベントを売り込むほか、特に町村部への誘客促進に向けて今後、受け入れ態勢の整備や旅行商品造成を支援する方針。

 盛岡市で6日開いた総会で、キャッチコピーやロゴマークなどを公表した。

 日常から離れて豊かな自然や絶景、食を楽しみながら、心身共にリフレッシュできる岩手の秋旅の提案が、キャンペーンのコンセプト。キャッチコピーは、期間が短いからこそ価値のある、北国・岩手の秋を満喫してほしい、との思いを表現したという。

 観光素材として取り上げるテーマは、魅力的なカフェのほか、みちのく潮風トレイルを歩くなどの自然活動、秋の味覚、世界遺産や伝統芸能を想定する。

 誘客に向けては、インターネット上の特設サイトで観光情報を発信するほか、8月にはJRグループ6社の月別重点宣伝地域指定と連携して、全国のJR主要駅にポスターを掲示する。

 協議会とJR東日本盛岡支社は7月、キャンペーンの具体的な内容を公表する予定。

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