ちぎった新聞紙を貼り合わせて描く「新聞ちぎり絵」に取り組む奈良県の木村セツさん(95)の作品展「95歳セツの新聞ちぎり絵原画展」の開幕を7日に控え、会場の富山市民プラザで6日、スタッフが展示の最終チェックを行った。
セツさんは90歳で新聞ちぎり絵を始め、繊細でユーモアあふれる作品はSNS(交流サイト)を中心に注目を集めている。同展では、食べ物や植物など日常の暮らしの中にあるものを題材にした原画など約160点を並べる。
6日は関係者が作品を丁寧に壁に掛け、照明の明るさを調整して準備を整えた。展示を担当するキュレーターの土居彩子さん(南砺市)は「驚きに満ちた作品ばかり。エネルギッシュなセツさんの魅力に触れてほしい」と話した。
同展は7月7日まで。会期中無休。北日本新聞創刊140周年記念事業。