リアルを追求した『ミッション:インポッシブル』 トム・クルーズが元FBIエージェントに指導されたこととは?

日本テレビ系金曜ロードショーと、entaxがコラボレーション。金曜ロードショーのここでしか聞けない“とっておき情報”を紹介する。

金曜ロードショーではトム・クルーズ主演の“ミッション:インポッシブル”シリーズの第1作から第3作までを3週連続で放送。

第1週となる6月7日は、記念すべきシリーズ第1作『ミッション:インポッシブル』が登場となる。トム・クルーズが初めてプロデューサーに挑戦した本作は、世界中で社会現象を生むほどの話題を呼び、興行収入が全世界で4.5億ドル(約675億円)を超える大ヒット作となった。

『ミッション:インポッシブル』は、元FBIエージェントの協力をもとにつくられている。
犯罪学とディベート術、さらには映画を学んだという元FBIのスザンヌ・ドゥーセットは、この映画をよりリアルにするために抜擢(ばってき)された。彼女は出演者にさまざまな助言をしたそうだが、中でもトム・クルーズが興味を持っていたのは、諜報員(ちょうほういん)たちがなぜその仕事についているのかということや、セリフを可能な限り厳密な言い回しにすることだったそう。

他にも、映画内の武器や小道具についてもアドバイスしたそうで、使われたほとんどの武器が合衆国のさまざまな部署や、その他の政府で実際に使われているものだそうだ。
しかし、現実の諜報活動同様に、見た目の派手な兵器戦は重要ではないとのこと。
「諜報活動とは暴力の対局にある心理的な面が重要なのです。その緊張感からサスペンスが生まれてくるのです」とは彼女の弁。

本作では、息をつかせぬアクションシーンも見どころの1つ。
今でもさまざまな映画やドラマでオマージュされるほど有名な、トム・クルーズ演じるイーサン・ハントがCIAのメイン・コンピューター室に侵入するワイヤーアクション。
さらに、最高時速300km以上で疾走する高速鉄道「TGV」の屋根で繰り広げられる手に汗握るバトルシーン。常識を超えたアクションシーンの数々を存分に楽しみたい。

【ストーリー】
各国の諜報部員の名前が書かれた超機密ファイル「NOCリスト」。その暗号版がプラハのアメリカ大使館員によって盗まれた。犯人が再び大使館に忍び込み、残りのリストを盗み出すという情報を受けて、イーサン・ハントが率いるIMFのチームは大使館で開催されるパーティに潜入することに。仲間たちとミッションに挑んだイーサンだったが、計画の途中で仲間のジャックが死亡。彼らのリーダーであるジムも何者かによって襲撃され、仲間たちが次々と犠牲に…!
チームは全滅。イーサンが本部のキトリッジに連絡を取り保護を求めるが、逆スパイの疑いをかけられてしまう。逃げ出したイーサンは、武器商人“マックス”に連絡を試みる。そこに、車の爆発で死んだと思われていた仲間の1人でジムの妻だったクレアが現れ、殺された夫の無念を晴らすためにイーサンに協力することに。そして、マックスからメールの返信が届く…。幾重にも張りめぐらされた罠(わな)。お互いの裏の裏の裏を読みあう心理戦!果たして、裏切り者は誰なのか!?

『ミッション:インポッシブル』(1996米)
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚本:デイビッド・コープ、ロバート・タウン
原案:デイビッド・コープ、スティーヴン・ザイリアン
製作:トム・クルーズ、ポーラ・ワグナー
音楽:ダニー・エルフマン
テーマ曲:ラロ・シフリン

出演()内は日本語吹替
イーサン・ハント:トム・クルーズ(森川智之)
ジム・フェルプス:ジョン・ヴォイト(小林勝彦)
クレア:エマニュエル・べアール(渡辺美佐)
キトリッジ:ヘンリー・ツェーニー(江原正士)
クリーガー:ジャン・レノ(佐々木勝彦)
ルーサー:ヴィング・レイムス(宝亀克寿)
サラ:クリスティン・スコット・トーマス(佐藤しのぶ)
マックス:ヴァネッサ・レッドグレイブ(沢田敏子)
ハンナ:インゲボルガ・タプクティナ(内川藍維)

写真提供:(C)日テレ

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