資源循環のアイデア募集 鎌倉市がコンテスト開催 鎌倉市

記者会見する田中教授(右)=5月27日

鎌倉市は6月3日、市民や企業からアイデアを募り、ごみの減量や資源循環を促進するアイデアコンテスト「鎌倉サーキュラーアワード」の募集を開始した。

ごみのリサイクル率が人口10万人以上50万人未満の市区町村で、全国1位の鎌倉市。資源化が進む一方で、1人あたりのごみ排出量は上位10位の圏外で課題を残している。そこで市は、慶應義塾大学や地元企業の(株)カヤック、市民団体などと協力し、ごみの減量や資源循環に関するアイデアを広く募るコンテストを実施。市民、事業者、起業家を対象にした3部門を設定し、循環型ビジネスの創出を目指していく。実行委員長を務める慶應義塾大学の田中浩也教授は、「知恵をみんなで集めるような社会にしたい」と期待を寄せる。

市民部門には、年齢問わず誰でも応募でき、日常の中で家庭ごみを減らす仕組みを楽しく続けられるアイデアを募集している。金賞10万円、銀賞5万円、銅賞3万円。8月26日(月)締切。結果発表と表彰式は10月5日(土)にきらら鎌倉で行われる。応募の詳細は、アワードのウェブサイトへ。

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