劇団ひとりが6月5日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて！2時間スペシャル』に出演。栃木県の那珂川町馬頭地区を訪れ、地元の人に街の魅力を訪ねて回った。
『笑コラ』のスタジオにはゲストとして何度も訪れているものの、実はロケは初めてだという劇団ひとり。「やっと信頼を勝ち得た」という彼が『日本列島ダーツの旅』で向かったのは、栃木県那珂川（なかがわ）町馬頭地区（旧・栃木県馬頭（ばとう）町）。
あいにくの雨の中、ロケ車の車内から“第一町人”を探そうとする。すると畑の中のビニールハウス近くに軽トラックが止まっているのを発見。すかさずビニールハウスに近づき、中の様子をうかがうと作業をしている人影が。この“第一町人”と、ハウス横の事務所から出てきた“第二町人”の2人は、ビニールハウスで稲の苗を育てている方々だった。「町の魅力は何ですか？」と聞くひとりに「ない！」と即答する2人。「もうちょっとポジティブなやつもらってもいいですか？」と返すひとりに、2人は「栃木県自体の県民性が、“俺が俺が”って人がいない。U字工事がそうでしょ？」と、栃木を代表するお笑いコンビの名前を挙げて説明し、VTRを見ていたスタジオの出演者の笑いを誘った。
この2人に紹介され、ひとりは豚肉がおいしいレストランへと向かうことに。中でもとんかつがおいしいと聞き「カツカレーあるかな～」とポツリ。実は“劇団ひとり”になる前の芸名を“カツカレー”にしていたほど大好物なのだという。到着した先の『田舎レストラン巴夢（ハム）』は、デュロックという品種の豚の肉をメインに出しているお店。ひとりは早速とんかつを注文するも、席についてメニューを見た瞬間「あー！どうしよう、カツカレーあるんですか！？」「カツカレーあるんだぁ～、うれしい～！」と大喜び。お願いして急きょカツカレーにオーダーを変更してもらっていた。出てきたカツカレーを一口食べて「うまい！」「脂が甘いっていうのが本当によくわかります」「カレーに負けない（脂の）甘さ！」と大絶賛。5分あまりできれいに完食していた。
さらにひとりは、道沿いに立っていたのぼりを頼りに一軒のそば屋さんを訪ねるも、店の窓にはカーテンが。それでも扉越しに声をかけると、閉店作業中の店員さんが店長を呼んでくれた。「何かあったんでしょうか？」と戸惑っていた店長だったが、『ダーツの旅』の取材とわかると「今から営業しようとしていました！」とごまかしつつ、ひとりを店内へと迎えてくれた。
準備ができるまでの間、趣味の手品を披露し、盛り上げてくれた店長さんだったが、“本職”であるそば打ちに取り掛かると一転して職人の顔つきになり、カッコイイ姿を見せていた。打ち立て、ゆでたてのざるそばを持ってきてくれた店長に思わず「カッコよかったですよご主人、そば打つ姿！」と声をかけるひとり。「手品の時とは全然違いました」と続けると「手品の時は“ハンサム”、そば打つ時は“カッコイイ”」と自称する店長。ひとりが「ちょっと同意しかねますけども…」と冗談を返すと、照れくさそうに頭を抱えていた。そんな店長が打ったそばは絶品で、ひとりはカツカレーを完食したばかりだったにもかかわらず、そばもきれいに完食していた。
さらにひとりは、自宅に入ろうとしていた1人の男性を発見し声をかける。彼は近くでお菓子屋をやっており、この日はお休みだったがお願いして店内に入れてもらうことに。江戸時代から続く老舗のお菓子屋“千年（ちとせ）屋”のご主人は、「町のおかげでここまでやってこられたんで、何か町に恩返しできたらなって」ということで、地元の食材を使ったお菓子作りを行っていた。ひとりも町で採れた有精卵と那須地方の牛乳を使った濃厚なプリンに舌鼓を打っていた。
ひとりは畑仕事をしていたお母さんにも声をかける。「キレイな花だな～と思ってよく見たらお母さんだった！」というひとりにちょっぴり照れつつ「キュウリ（の種を）まくのに出てきて失敗したな」と笑っていた。キュウリの種まきを手伝ったり、育てているこんにゃくの花を見せてもらったりした後、ひとりは「せっかくだから、ちょっとお茶でもいただいて帰ろうかしら」と、家に上がろうとする。少し戸惑うお母さんに「迷惑じゃないですか？でも…」ととぼけるひとり。お母さんも「迷惑だよ！」「ま～だ（家に）呼ぶって言ってない！」と笑いながらひとりを玄関先まで上げてくれた。ひとりは「いまお母さんが作ったやつで食べられるものないですか？」とおねだりするも「なんにもない」と即答するお母さん。育てている作物の収穫の時期は秋頃だそうだが「じゃあ秋に来たらごちそうしてもらえますか？」とねだるひとりに対し、お母さんは「秋は来なくたっていいですよ」と笑顔で断り、ひとりも「なんでですか！」と笑いながらコメントし、ロケを締めくくった。
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