【日光】東武鉄道鬼怒川線大谷向駅に隣接する「大谷向アオイの広場」で、タチアオイが見頃を迎え、ピンク色に咲く花が訪れた人を楽しませている。
タチアオイは梅雨入り前後の6月上旬に咲き始め、真っすぐ伸びた茎の下から順に花を付け、上まで咲くころには梅雨が明けるといわれている。
ボランティア団体「チームルネサンス日光」が同広場を含む市内各所でタチアオイを植栽。同団体の小林明日香(こばやしあすか)さん(49)によると、日光に徳川家康(とくがわいえやす)を祭る東照宮があることから徳川家の家紋「葵」にちなみ、名前に「アオイ」が含まれる同花を5、6年前から植え始めたという。
小林さんは「この場所、季節ならではの鉄道とタチアオイの共演を楽しんでほしい」と話している。