JR博多シティ/AI警備システム「AI Security asilla」本格導入

JR博多シティは6月5日、複合商業施設「JR博多シティ」にアジラのAI警備システム「AI Security asilla」を本格導入し、400を超える防犯カメラ映像の解析を開始した。

アジラとJR博多シティは2023年10月から複合商業施設JR博多シティ内にてAI警備システムasillaが、施設の警備・管理にどのような形で安全や安心の確保に寄与できるかを調査するため実証実験をしていた。

両社は実証実験を経て蓄積された検知データ、現場警備員のレギュレーションの集約などを慎重に考査し、実証エリアにおける警備品質と警備効率の向上に一定以上の役割を評価し、本格導入を決めた。

<JR博多シティ>

asillaを導入したことで、警備効率の向上、警備品質の向上、車椅子や白杖利用者の早期アテンドなどによる施設利用者の利便性向上などを目指す。

JR博多シティは、高感度ファッション、品ぞろえ豊富な雑貨、地域一番館の映画館を備えた「アミュプラザ」、9階・10階のレストランゾーン「シティダイニングくうてん」、若年層やデイリーニーズにこたえる「アミュエスト」、お土産から食事まで多種多様な食のニーズにこたえる「博多デイトス」など、個性的な約400店舗の専門店が集まるJR博多駅直結の複合商業施設。

JR博多シティの前田勇人社長は、「弊社が管理・運営する商業施設にてAI警備システムを本格導入するのは初めてだが、実証実験期間中、随時検知精度の向上に努めてもらい、事例を通じて実際にその効果を実感することができた。asillaを導入することにより、人とAIの力でより迅速かつ適切な対応ができることを期待している」とコメントしている。

■JR博多シティの関連記事
JR博多シティ/博多駅に新たな食ゾーン、ドラッグイレブンなど7店舗登場

© 株式会社流通ニュース