南区・ヤ蒔田小をベイスターズ徳山選手が訪問 6年生と交流 キャッチボール、給食も 横浜市中区・横浜市西区・横浜市南区

蒔田小の6年生と記念撮影を行う徳山選手

南区の蒔田小学校(高松一彦校長)を6月4日、横浜DeNAベイスターズの徳山壮磨選手(24)が訪問し、6年生と授業や給食を通して交流を図った。

訪問授業はベイスターズの選手会が地域貢献活動の一つとして行っている「『星に願いを』プロジェクト」によるもの。夢を体現したプロ野球選手が児童と接することで夢を持つことの大切さを実感してもらうことを目的にしている。

サプライズに歓声

6年生約90人は、徳山選手が訪問することを事前に知らされておらず、体育館に背番号15のユニフォーム姿の徳山選手が現れると驚きの声が上がった。

徳山選手は児童全員と1球ずつキャッチボールを行い、児童は自分の夢を口にしながら球を投げた。「プロ野球選手になりたい」という児童が多数いたほか、「薬剤師になりたい」「会計士になりたい」など、大きな声を出しながら、ボールを投げ込んでいた。

その後、徳山選手はプロ野球選手になったきっかけや夢の実現へ向けた努力について語り、「何事も継続することが大切」と述べた。児童からの質問も受け付け、「楽しいと感じる時」には「大観衆の中で応援を受けながら投げられる環境が楽しい」と笑顔を見せた。

授業の後は各クラスを回って児童と机を並べて給食を食べ、趣味などについて話していた。児童は「徳山選手がとても大きいと感じた」「テレビでしか見られない人が目の前で見られてうれしい」と興奮気味に感想を語っていた。

高松校長は「子どもたちの目が輝いていた。この瞬間を忘れることはないだろう」と述べ、児童の心に残る思い出になったとした。

3年目で開幕1軍

徳山選手は大阪桐蔭高校時代の2017年の春のセンバツで中心投手として優勝に貢献。その後、早稲田大学へ進み、21年のドラフトでベイスターズから2位指名を受けて入団。3年目の今シーズンは開幕1軍の座をつかみ取り、3月30日にプロ初登板を果たした。これまでに中継ぎとして19試合に登板している。

児童の質問に答える
全員とキャッチボール
児童とハイタッチ
給食を食べる徳山選手

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