「不安を抱かざるを得ない」メガソーラー工事現場から泥水流出 木幡市長が事業者に苦言 福島

福島市のメガソーラーの工事現場から、大量の泥水が流れた問題で、福島市の木幡浩市長が7日、事業者に苦言を呈し、対策の徹底を申し入れました。

福島市の先達山で開発が進む大規模な太陽光発電所=メガソーラー。6月2日、大量の泥水が周辺の県道に流出しました。福島県は一時、工事の中止を指示しましたが、直後に「対策が取れている」として、撤回しました。

7日、補正予算案の説明をする会見に臨んだ木幡市長。しかし、会見の終盤…。

福島市・木幡浩市長「きょう予定していたものではありませんが、メガソーラーについてコメントしたいと思います」

自らこの問題について言及し、事業者に苦言を呈しました。

木幡市長「このような泥水が発生したというのは、本当にこの工事中の泥水対策や今後の水害対策は大丈夫なんだろうかと不安を抱かざるを得ない」

そして、事業者に対し、災害への対策を徹底するよう申し入れたことを明らかにしました。その上で今後、梅雨の時期に入ることなどから、「このぐらいの雨は当然想定されるべきで、被害を出さないための対策が必要」との認識を示しました。



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