2023年の岡山市の児童虐待件数は「前年の1.8倍以上」に なぜ?

2022年に発生した女児の虐待死事件を受けて、岡山市が児童虐待の集計基準を変更し、件数が前年の1.8倍以上に増えていたことがわかりました。

岡山市によりますと、市の相談所が認知した2023年度の児童虐待の件数は789件でした。中でも「心理的虐待」の件数が最も多く、433件にのぼっています。

岡山市では2022年、当時6歳の女児が虐待死する事件が発生していて、その後の有識者による対策会議の中で、子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」などについて、他の自治体との集計基準がかけ離れているとの指摘を受けていました。

岡山市では指摘を踏まえ昨年度(2023年度)から集計基準を変更したということです。

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