五輪で注目「ブレイキン」 区内スタジオを取材 横浜市都筑区

アクロバティックな動きを練習

音楽に合わせて身体を回転させたり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れ、バトル形式に進化したダンス「ブレイキン」。今夏、フランス・パリで開催される五輪の正式種目に初めて選ばれた。日本でも近年、若者を中心に人気が高まってきている。

さまざまなジャンルのダンス教室を開設する「GODAIDANCESTUDIO」では14年前から「ブレイキン」のカテゴリーを開設した。現在、「ブレイキン」の教室(センター南)には小学3年生から中学2年生までの5人がレッスンに通っている。

練習環境の改善

同スタジオで講師を務める竹村颯音(RyuoN)さんはダンス歴12年。高校生のころはダンス部に所属していたものの、当時は校内に特定の練習場所はなく、廊下で音楽を流しながら練習する日々を送っていた。ブレイキンの技などはインターネットで探した動画を見ながら独学で学んだという。当時と現在を比べ、竹村さんは「練習環境は今のほうが断然良い。学生だったころは音響・施設の設備がここまで揃っていなかった。ダンスが認められたようで嬉しい」と話す。

生徒は増加傾向

運営責任者の吉田宗平(PERSONA)さんによると、ダンス教室の生徒は数年前と比較すると右肩上がりで増えているという。吉田さんは「SNSで特定のダンスが流行ったり、ミュージシャンが活躍すると生徒数が増える傾向がある。パリ五輪では日本人選手に活躍してほしい」と話している。

講師のRyuoNさん

© 株式会社タウンニュース社