ドラマ「繁花」のフー・ゴー、ウォン・カーウァイ監督から“戸籍調査”を受けた?

ウォン・カーウァイ(王家衛)監督のドラマ作品「繁花」で主演を務めた俳優フー・ゴー(胡歌)が、撮影前に監督からの質問攻めに遭ったことを語った。

中国が激しい勢いで変化した90年代の上海が舞台の「繁花」は、上海出身のウォン・カーウァイ監督が初めて手掛けたドラマ作品。同じく上海出身のフー・ゴーが主演し、昨年12月に放送・配信をスタート。中国のSNS・微博(ウェイボー)では「繁花」のスーパートピックの閲覧量が115億回を突破しており、このほどノミネートリストが発表された中国テレビアワード「白玉蘭奨」では今回最多の9部門で入選を果たすヒット作となった。

14日からの台湾でのテレビ初放送を前に、フー・ゴーが台湾メディアのインタビューで語ったところによると、クランクイン前にウォン・カーウァイ監督とは長い時間をかけ、何度も会話をしたという。監督からの質問は仕事だけではなく、私生活や趣味、さらに子供時代にまでさかのぼり、「まるで戸籍調査のようだった」と語っている。

こうような話し合いをフー・ゴー自身は、監督が素の自分を知りたいからだろうと思っていたが、後にドラマの台本に生かされているのを知ることに。「監督によると台本には命があり、撮影のさなかにもどんどん成長していくものなので、監督は僕の人生や経験を砕き、演じた役柄の上にちりばめたのだと思った」と撮影当時を振り返って話した。(Mathilda)

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