和歌山南陵高校 新校歌 発表ライブ

教職員の給与未払いなどが発覚した、日高川町の和歌山南陵高校できのう(6日)新しい校歌の発表ライブが高校の体育館で行われ、作詞・作曲を担当したアーティストが熱唱しました。

経営陣を一新して、新しい学校として生徒募集を再開し、来年春から新入生を迎えることを目標にしている南陵高校は、4月に理事長に就任した甲斐三樹彦(かい・みきひこ)さんがアーティストの横川翔(よこがわ・しょう)さん、infinity16(インフィニティ・シックスティーン)さん、WARSAN(ワーサン)さんの3人に校歌の制作を依頼しました。

作詞した横川翔(よこがわ・しょう)さんは「歌詞に出てくる泥だらけのスニーカーには、新品じゃなくてもかっこいいというメッセージをこめてつくりました。高校生に合う歌詞だと思います」と話しました。

校歌の発表前には3人によるライブが1時間ほど行われ、生徒や集まった近所の人たちが曲に合わせて手を叩き一緒に口ずさむなどして楽しんでいました。

新しい校歌を聞いた生徒は「小・中学校の時に聞いていた校歌と違って普段聞いている音楽のようだったので親近感が持てました。校歌が変わったので、自分自身も普段気にしていなかったことも変えていこうと思います」と話しました。

理事長の甲斐三樹彦(かい・みきひこ)さんは、「校歌を聞いて、南陵高等学校にぴったりだと思いました。一歩ずつ前に進んでいくので和歌山の皆さんも応援をお願いします」と意気込みを語りました。

新しい校歌を発表したあとには餅まきが行われ、参加した近所の人や生徒からは、ライブが終わったあとも歓声があがっていました。

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