【バレーボール】ブラン監督 石川祐希、高橋藍を休養させた狙い「このまま2連戦を続けるわけにいかない」

試合後、石川祐希と話し込むブラン監督

バレーボール男子日本代表のフィリップ・ブラン監督が選手起用の〝狙い〟を明かした。

ネーションズリーグ(VNL)予選ラウンド男子第2週福岡大会4日目(7日、北九州市・西日本総合展示場)で世界ランキング4位の日本は同1位のポーランドと対戦。0―3で敗れ、通算成績は5勝2敗となった。主将・石川祐希(ペルージャ)、高橋藍(サントリー)の出場機会はなく、出場機会の少なかった宮浦健人(ジェイテクト)、甲斐優斗(専大)らが先発したが、強豪に歯が立たなかった。

パリ五輪でメダルを争うライバル相手にベストメンバーで今の現在地を確かめる考えもあるが、無理はしなかった。指揮官は「このラウンドから石川と高橋の起用を始めて、連戦による疲労が目立っていた。このまままた2連戦を続けるわけにいかない。(第1週)ブラジルラウンドで良いパフォーマンスを出したメンバーでポーランドに挑もうと考えた」と明かした。

福岡大会の最終戦は8日に行われる。スロベニアとの一戦では主力中心のメンバーで戦うと明言。ホームのラストゲームを白星で締めくくることはできるか。

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