【広島】大瀬良大地ノーヒッターに…新井監督&ナインら珍反応「彼には何も言わずにいました」

広島・新井監督(左)

広島・大瀬良大地投手(32)が7日のロッテ戦(マツダ)で、史上90人目のノーヒットノーラン達成。これに新井貴浩監督(47)をはじめ、同僚ナインも歓喜した。

右腕の奪三振「2」が示す通り、この日の快挙はバックの堅守やベンチでサポートした面々の貢献があってこそ。最後の打者ポランコと対峙するにあたって内野陣がマウンドに集まったことに、大瀬良も「間を取る意味で来てくれて。率先して声をかけてくれた」と感謝した。

快記録を見守ったいた面々は、実際にどんな胸中だったのか。試合後の新井監督は「7回ぐらいからドキドキしていたんですけど、彼には何も言わずにいました。今日は彼(大瀬良)とは話してない。ひと言も。これちょっとしゃべらない方がいいかなと思って」と、本人以上に緊張を感じていたようだ。

中盤に相次いで三遊間への打球を裁き続けた遊撃手・矢野雅哉内野手(25)は「やっぱり際どいやつというのが頭にあった。緊張感はあった」と告白。最後の飛球を処理した野間峻祥外野手(31)は「9回まで気づかなかった。すごい声援だな~と」と天然ボケぶりを見せ、いざ9回開始時に「スコアボード見て、一気に緊張した」と珍回答。

この日が24歳のバースデーで、右腕を適時打で援護していた小園海斗内野手は「試合中は足が震えていました(笑い)。最高の誕生日プレゼントをもらいました」と、今後の人生の記憶にも残る記念日となったようだ。

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