ポール・マッカートニーが、ザ・ビートルズのツアーマネージャーを務めたトニー・ブラムウェルを追悼した。その長いキャリアの中で、同バンドのツアーを計画、クイーンを発掘するなどしたトニー、2日（木）に短い闘病生活の後79歳で死去したことが発表されていた。
ポールはザ・ビートルズのインスタグラムにこう言葉を寄せている。「トニー・ブラムウェルが亡くなったと聞いて悲しいよ。ザ・ビートルズの旅路の中で彼は僕らの良い仲間だった」「いつも笑わせてくれて、彼がいなくなったことが残念だ。ありがとうトニー。愛しているよ！ポール」
ちなみにトニーは元々ポールやジョージ・ハリスン、ジョン・レノンの幼い頃からの友人で、ツアーマネージャーとなってから、同バンドの世界的躍進に多大な貢献を果たしていた。
同バンドの公式インスタグラムには、1967年1月30日に『ストロベリー・フィールズ・フォーエバー』のMV収録時に撮影されたトニーの写真が投稿、こう綴られている。「トニーはミュージック・ビデオ、写真撮影、PRなどNEMS（ネムズ）とアップルの多岐にわたるプロジェクトを務めました。多くの友人や仲間に惜しまれることでしょう」
そんなトニーを偲ぶ中には英リバプールにあるビートルズ博物館も含まれ、こう綴っている。「リバプール・ビートルズ・ミュージアム・マシュー・ストリートの誰もが、トニー・ブラムウェルの訃報に接し悲しんでいます」「彼は素敵な人でした。私たちは何度も彼と一緒に過ごし楽しんだものです。ご家族にお悔やみ申し上げます」
更にジョンが幼少期に遊んでいた孤児院「ストロベリー・フィールズ」のサイトには、ジョンの妹ジュリア・べアードがこう言葉を残している。「トニーはザ・ビートルズの旅路の多くに立ち会った『事情通』でした。ビートルウィーク（年に一度のビートルズの祭典）で惜しまれることとなるでしょう」
また『オン・アンド・オン』などのヒット曲で知られるシンガーのスティーブン・ビショップはSNSにこう綴っている。「トニー・ブラムウェルの他界を知り悲しんでいる。僕らは1976年にポール・マッカートニーのバディ・ホリーの出版権獲得パーティーで出会った」「トニーは長年僕に優しかった、そしてザ・ビートルズの歴史の中で重要な役割を担った」
