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ヴィルジニー・ヴィアールが、5年間務めたシャネルのアーティスティック・ディレクターを退任し、同ブランドを去る。
30年近くシャネルで様々な役職を経験し、カール・ラガーフェルドが85歳で死去した後の2019年にこの役職に就いていたヴィルジニー・ヴィアールの退任が発表された。
シャネルは声明の中でこう語っている。「シャネルは、ファッションコレクションのアーティスティック・ディレクターとして5年間実りあるコラボレーションを行ってきたヴィルジニー・ヴィアールの退任を発表します。彼女は、シャネルのクリエイティブな伝統を尊重しながら、メゾンのコード刷新を達成しました。メゾンの中で30年近くを過ごしたことになります」 「シャネルのファッション、クリエイティビティ、そしてバイタリティへの多大な貢献に感謝します」
また、「新しいクリエイティブ組織」を追って発表する予定だという。
フランスのリヨンで生まれたヴィアールは、演劇デザインを学んだ後、衣装デザイナー、ドミニク・ボルグのアシスタントとしてキャリアをスタート、1987年にインターンとしてシャネルに入社し、仕事上で深い絆を結んだラガーフェルドが1992年にクロエに復帰した際に一緒にブランドを去ったが、その5年後にまたシャネルに戻ったラガーフェルドとともに再びオートクチュールのコーディネーターとして同ブランドに加わった。
2000年にはクリエイション・スタジオのディレクターに就任している。
ヴィアールが2019年にアーティスティック・ディレクターに就任したことで、創業者のガブリエル・シャネル以来、ブランド史上初めての女性デザイナーが責任者となった。
この退任のニュースは、同ブランドが2023年に再び記録的な収益を上げたことを受け、ヴィアールへの支持を表明したわずか数週間前にもたらされた。