くんち桟敷券 販売開始 ファン300人行列 長崎・諏訪神社

桟敷券を購入するファン=長崎市、諏訪神社

 長崎市の諏訪神社の秋の大祭、長崎くんち(10月7~9日)の桟敷券販売が7日、同市上西山町の同神社で始まった。販売開始に合わせて駆けつけたくんちファンらが券を買い求めた。
 6日午後9時には、60人ほどがすでに集まっており、7日午前7時の販売時には約300人の行列に。先頭の人は2日前から並んだという。西彼長与町のパート従業員、田代直子さん(62)は「無事に購入できてよかった。実際に見ると迫力があって皆がはまるのがわかる」と笑顔で話した。並んだ全員が引換券を購入した後、座席位置の抽選があった。
 販売したのは10月7日午前7時と午後4時、9日午前8時20分からの奉納踊りの桟敷券。このうち、7日のS席と同日午前のA席、9日のS席は完売した。残りは今月10日午前9時半からチケットぴあで、同日午前10時から電話予約で購入できる。通常、一升4人掛けだが、B席とC席のみ、ばら売り券も用意する。諏訪神社の桟敷券の問い合わせは同神社さじき運営委員会(電095.821.8596、095.821.7075)。
 このほか、八坂神社分は6月10日、お旅所(元船町)分は7月16日、中央公園分は8月1日からそれぞれ販売する。

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