「まさか試合に出られるとは」男子バレーで“緊急招集”された大宅真樹が本音を告白!「チャンスだと思って乗り込んできた」【ネーションズリーグ】

バレーボールネーションズリーグ(VNL)の男子予選ラウンド第2週3戦目が6月7日、西日本総合展示場(福岡・北九州市)で行なわれた。日本はポーランドに0-3(17-25、15-25、20-25)のストレート負けを喫し、1次リーグの通算成績を5勝2敗とした。

フィリップ・ブラン監督は、5日のドイツ戦後の記者会見で、セッターの関田誠大について「下腿に痛みがあるので、検査のために抜ける」とメンバーから外れると発表。大宅真樹が代わりに入り、ポーランド戦で途中出場を果たした。

急遽招集がかかったのは「6月3日くらいだったと思います」と大宅は明かす。「呼ばれる理由がこういう状況というのはあったんですけど、どういう形にしろ自分はチャンスだと思って乗り込んできた」と強い気持ちで臨んだ。

しかし、アタッカーと練習する時間はほとんどなかった。「コンビも2時間程度しか合わせることが出来なかったので、けっこう不安がありながらのゲームでした」と振り返りつつも、「まさか試合に出られるとは思っていなかった。準備はしてたんですけど」と長時間コートに立てたことへの喜びをかみしめた。
大宅はミドルを積極的に使って攻めの姿勢を貫いたが、世界ランク1位の壁を破ることはできず。「まだまだ世界のトップレベルと試合をするうえで、足りないものは多かった。もっともっと頑張らなければいけないなと思いました」と向上心に溢れていた。

なお、日本バレーボール協会は、7日に関田を再登録し、大宅をメンバーから外したと発表。大宅は6月14日から同15日に紫波町総合体育館(岩手・紫波郡)で開催されるドイツ代表との親善試合に向けてBチームに合流する。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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