“社食”カフェ&食のセレクト店 「uminoわ」リニューアル 交流拠点に新店舗

リニューアルした交流拠点「uminoわ」=長き県東彼杵町

 長崎県東彼東彼杵町千綿宿郷の交流拠点「umino(うみの)わ」がリニューアルした。住民らに開かれた社員食堂と銘打つカフェと、素材や製法にこだわった食品セレクトショップがオープン。住民と観光客を結ぶ拠点として、にぎわいを生み出していく。
 同施設は九州電力が地域の企業や団体と協業し、地域課題の解決や、持続可能なビジネスの創出を目指す「Qでんにぎわい創業プロジェクト」の一環で整備。同町の東彼杵ひとこともの公社(森一峻代表理事)と2年前に開設した。
 「社食ごはんウラノ」は同町八反田郷に長崎工場を構える航空機器部品、金属加工のウラノ(埼玉)が運営。同社の農業部門が東彼杵町内で生産したコメや卵、野菜など地域の食材を使ったランチや、そのぎ茶のカフェメニューを提供。食品店「ful TABLE & IDEA」は大村市寿古町の菓子食品総合商社、フルカワが出店。オーガニック商品など、こだわりの食品や菓子、調味料を扱う。
 1日、東彼杵町や大村市、九州電力の関係者が出席してオープニングセレモニーがあり、餅つきをして祝った。ウラノの小林正樹副社長は「東彼杵を知る交流拠点として、機能できるよう頑張りたい」。フルカワの古川洋平社長は「駄菓子などの卸業者として『子どもたちに夢を』を目指している。新店舗では大人にも料理が楽しくなるアイデアを提供したい」と話した。

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