浅川でアユ釣り解禁 初日からファン集う 八王子市

八王子市内を流れる浅川で、6月1日からアユ釣りが解禁された。河原には、この日を待ちわびた太公望たちが日の出とともに集まり、各々がとっておきのポイントで竿をふるった。

アユ釣りといえば友釣りが有名だが、浅川では複数の釣針でアユを引っ掛ける「コロガシ」が主流。全長10cm以下は採捕禁止のためリリースすることになる。

毎年、河原で顔を合わせるという仲良し釣り仲間3人組で解禁日のアユ釣りを楽しんでいた三嶌(みしま)清貴さん(八幡町在住)は、この日の釣果を「数が少なくて、サイズも小さい」と残念がるが、「台風19号(令和元年東日本台風)のあった翌年も数は少なかったが、全長30cm以上の『尺鮎』が釣れた。今年も同じように大物が釣れるかも」と今後に期待する。

期間は年末まで

釣りができる範囲は、浅川長沼橋から上流の陵北大橋までの浅川本流と支流(南浅川横川橋、川口川新清水橋より上流は除く)。釣りには遊漁券が必要で、市内の釣具店などで購入できる。遊漁期間は12月31日(火)まで。問い合わせは多摩川漁業協同組合【電話】042・361・3542。

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