【エプソムC/穴ライズ】「戦績が示す通りのサウスポー、実績を考えれば過小評価」 前日“6人気”前後の伏兵

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第41回エプソムC(GIII、東京芝1800m)は、国際GI馬エイシンヒカリなどを輩出した出世レース。今年も秋以降の活躍が楽しみな馬が集結した。

本記事では「穴馬をアナライズ(分析)する」をテーマに、エプソムCの穴馬候補をピックアップ。ここでは「ルージュリナージュ」を取り上げる。

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■ルージュリナージュ

GI初挑戦となった前走ヴィクトリアマイルは、一線級のメンバーを相手に5着に健闘した。これまで重賞では複勝圏はおろか、掲示板にすら載れずに苦戦していたが、レースではメンバー最速の上がりで最後方から猛追。13番人気という低評価を、大きく覆す走りを見せている。

自身がこれまでに挙げた4勝は、すべてが左回りという生粋のサウスポー。エプソムCが行われる東京芝1800mも、新馬戦と3勝クラス勝ち上がりの際に勝利を収めているように、相性のいい舞台だ。まさにここが絶好の狙いどころで、人気の有無に関わらず攻めてみたい1頭と言える。

この中間は在厩で調整。ケイコでは良い反応を見せており、激闘の反動もなくいたって順調だ。脚質的に展開待ちの面があるにせよ、前走で見せた脚は、牡馬相手とは言え引けを取らない。実績を考えれば明らかに過小評価されている感もあり、妙味も含めて積極的に馬券に組み込んでおきたい存在だ。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。

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