大地震発生時、集落でどう動く? 松前でゲーム「SUG」体験会

世帯名簿を見ながら集まってきた情報を整理する本部チーム=8日午後、松前町筒井

 「災害対応運営ゲームSUG(スグ)」の体験会(日本防災士会県支部主催)が8日、愛媛県松前町筒井の松前総合文化センターであり、参加者約20人が大地震発生直後の地区内での現場活動を模擬体験した。

 SUGは約50世帯の集落で、避難所に行く前の地区活動をシミュレーションするゲーム。今回は春または秋の日曜日に震度6強程度の地震が発生し、ライフラインもほぼ使えない想定で行った。

 参加者は本部チームと班チームに分かれ、住民のプロフィルを書いたカード、地図、世帯名簿などを使って安否や建物被害を確認。救出が必要な人や行方不明者を明らかにした後、救出に向かわせる人を決めたり掲示板に対応状況を記載し情報共有したりして、地域の実情に即した最善策を考えていた。

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