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群馬県渋川市の将来を考える「しぶかわ未来共創推進会議」(市主催)が8日、市民会館で開かれた。同市出身の俳優、渋川清彦さんや「ホテル松本楼」女将(おかみ)の松本由起さんら4人が登壇し、市民ら約350人を前に市の魅力や課題などについて意見交換した。
パネルディスカッション形式で行われ、市議会の安カ川信之議長と渋川商工会議所青年部直前会長の小林正宗さんも参加。行政や観光、経済といった各分野の取り組みや今後の展望を語った。
渋川さんは外から見た同市の印象について「伊香保温泉が一番強い」と話し、観光資源の豊かさに触れた。小林さんは「郷土愛の醸成が大事」とし、高校生ら地元の子どもたちを取り込んだ交流事業を紹介した。
外国人従業員の雇用や食品ロス推進などに取り組む松本さんは、市の未来を握る一番の鍵に教育を挙げ、子育て環境の充実を願った。行政の今後の在り方について、安カ川議長は「価値を創造し、共感と納得が得られる取り組みをしなければならない」と強調した。