「まだまだ足りない」町田の黒田剛監督はルヴァン杯8強入りも満足せず「本当に根付いていないものがある」

FC町田ゼルビアは6月9日、ルヴァンカップのプレーオフラウンド第2戦でセレッソ大阪とホームで対戦した。

開始5分に右CKからナ・サンホのゴールで先制すると、21分にも再び右CKから昌子源の得点でリードを広げる。その後、26分と36分に失点。2-2で引き分けたものの、敵地での第1戦は3-1で先勝しており、2戦合計で5-3とし、8チームで争われるプライムラウンドに駒を進めた。

試合後のフラッシュインタビューで黒田剛監督は、ドローで終わった第2戦を次のように振り返る。

「心配していた立ち上がり、その入り方は練習していたリスタートからの得点ということで、すごく良いスタートが切れたのですけど。ただ、その後の戦い方、考え方が、まだまだ足りないと感じました。前半は、最低でも2-0のまま折り返すことが重要。あそこで足が止まったり、ちょっと欲が出たり、色んな思考が出てくるあたりが、まだまだだな、という印象を受けましたね」

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ハーフタイムには選手たちに「厳しい口調で言いました」と明かす指揮官は、チームの課題に言及する。

「我々が常勝チームを確立するうえで、まだまだ、こういったシチュエーションのなかで勝ち切っていかなければならない。フワッとしている状況で失点している以上、まだまだ、本当に根付いていないものがあると、多くの反省材料を持って、次のステージに行ける。そんな実感です」

プライムラウンドは9月に行なわれる。黒田監督は「しばらく期間が空くのですけど、まずしっかりとリーグ戦に集中し、そのなかで、また発見できたことをしっかりと上乗せしながら、次のゲームを戦いたいと思います。目の前にある一戦をしっかりと戦いたいです」と意気込んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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