【新日本】G1クライマックスは2ブロック制で30分1本勝負が復活 出場枠12減で出場者決定Tも開催

昨年のG1クライマックスは内藤哲也が優勝した

新日本プロレス9日大阪城ホール大会で、真夏の祭典「G1クライマックス」(7月20日、大阪で開幕)の概要が発表された。

今年で34回目の開催となる真夏の最強戦士決定戦は近年、出場枠が増加傾向にあり、昨年大会では史上最多32選手による4ブロック制が採用された。しかし今大会は2021年大会以来3年ぶりに2ブロック制が復活。各ブロック10選手の20選手が参戦となり、昨年よりも出場枠が「12」も減少することになる。とはいえ「グレード1」に由来する同大会の第1回大会(1991年)は8選手によるリーグ戦だったため、むしろ昨年の出場者が多すぎたとも言える。

また昨年大会は第1回大会から続いていた「リーグ戦の公式戦30分1本勝負」というルールが唐突に20分1本勝負となっていた。団体から公式なアナウンスはなく、当時の大張高己社長はなぜか自身のSNSで「スピーディーな試合展開に期待し、今年のG1公式戦は『20分1本勝負』としました」と説明していたが、実際には出場選手から不満の声も上がっていた。見直されたのか、それとも今年はスピーディーな試合展開は期待されていないのかは定かではないが、ともあれ伝統のルールも復活する。

出場枠の大幅減を受け、出場者決定トーナメント(22日、福島大会で開幕)も開催される。出場枠のうち2枠をかけたトーナメントの決勝戦は7月5日東京武道館大会で行われる。

さらに今年のG1は、各ブロックの上位3位までの合計6選手が決勝トーナメントに進出することも決定した。各ブロックの2位と3位がトーナメント1回戦で激突し、その勝者がブロック1位選手と決勝戦(8月18日、両国国技館)のイスをかけて対戦。分かりやすく言えばプロ野球のクライマックスシリーズのようなシステムが導入される。

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