世界1位シェフラーが今季5勝目 松山英樹は初優勝大会で8位

初優勝大会をトップ10に入り終えた松山英樹(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント 最終日(9日)◇ミュアフィールドビレッジGC(オハイオ州)◇7569yd(パー72)

メジャー通算18勝の“帝王”ジャック・ニクラスがホストする伝統の大会は、世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが首位スタートから逃げ切って今季5勝目を挙げた。深いラフと硬いグリーンが厄介なコースに風も吹くハードコンディション。1バーディ、3ボギーの「74」と今週初のオーバーパーで4打あったリードを1打まで縮められながら、通算8アンダーで2日目からのトップを守り抜いた。

シーズン5勝は2016-17年シーズンに5勝を挙げたジャスティン・トーマス以来。今季8試合のうち7戦目だったシグニチャーイベント(昇格大会)では3月「アーノルド・パーマー招待」、4月「RBCヘリテージ」に続く3勝目となった。

シェフラーとともに最終組をプレーしたコリン・モリカワが7アンダー2位。アダム・ハドウィン(カナダ)が4アンダー3位で続いた。

22位から出た松山英樹は4バーディ、2ボギーの「70」でプレー。同組のマシュー・フィッツパトリック(イングランド)、エミリアノ・グリジョ(アルゼンチン)の「69」がベストスコアだったタフな一日をアンダーパーでまとめ、通算1アンダー8位。2014年にPGAツアー初優勝を飾った大会で19年(6位)以来のトップ10フィニッシュとなった。

世界ランク2位のザンダー・シャウフェレ、イム・ソンジェ(韓国)らも同じ1アンダー8位で、4日間をアンダーパーで終えたのは11人だけ。ロリー・マキロイ(北アイルランド)は「76」で2オーバー15位だった。

次週は今季メジャー第3戦の「全米オープン」(ノースカロライナ州パインハーストNo.2)が行われる。

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