現地時間6月7日に開催された親善試合で、FIFAランキング4位のイングランドは、72位のアイスランドと聖地ウェンブリーで対戦。間もなく開幕するEUROに弾みをつけたいところだったが、0-1でまさかの敗北を喫した。
自慢の強力攻撃陣を擁しながら、枠内シュートはわずか1本。ファンからすれば眠気がする退屈な試合となり、ブーイングが飛んだ。
ただ、ハリー・ケイン(バイエルン・ミュンヘン)は「良いきっかけにする」とあくまでポジティブだ。英公共放送『BBC』によれば、悲願の欧州制覇に向け、こう決意を示した。
「もちろん騒がれもするだろうけど、ファンからは楽観的な声も多いし、それは当然だと思う。最終的には僕ら次第だ。ピッチでしっかりやるしかない。これは、みんなが思っているほど簡単ではないと気付くための、良い目覚ましコールになるかもしれない」
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30歳のキャプテンは「確かに、改善しなければならない点はいくつかある」と主張。そのうちの1つに決定力を挙げ、自らに加え、コール・パーマー(チェルシー)やアンソニー・ゴードン(ニューカッスル)がネットを揺らすべきだったと語った。
「僕やコール、アントに良いチャンスがあった。3-1か4-1で終われただろうし、みんなとてもハッピーな気分でEUROに臨めただろうね」
イングランドは6月16日にFIFAランキング33位のセルビア、20日に21位のデンマーク、25日に57位のスロベニアとEUROのグループステージで相まみえる。
顔を洗って出直し、フットボールの母国たる所以を見せつけられるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部