大丈夫か、イングランド代表。EURO直前に格下に敗戦…英雄ルーニーが「バラバラ」な守備陣糾弾。“マグワイア・ロス”痛感

現地時間6月7日に開催された国際親善試合で、ガレス・サウスゲイト監督が率いるイングランド代表は、アイスランド代表と聖地ウェンブリーで対戦。0-1で、FIFAランキングで大きな差がある格下に敗れ、間もなく開幕するEUROを前に不安が残る結果となった。

英紙『Daily Mail』によれば、レジェンドOBのウェイン・ルーニー氏が守備陣を糾弾。ふくらはぎの問題もあり、メンバー外となったハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)の不在を嘆いた。

「今夜のバックラインは少しバラバラだった。経験不足によるものだ。ガレスやコーチ陣が指導してくれるだろうけどね。攻撃的な選手たちはエキサイティングで、バックラインのサポートを受け、アグレッシブでなければならないからこそ、この現実を正しく理解する必要がある。

今夜は、ハリー・マグワイアがイングランド代表にとっていかに重要な存在であったか、彼がこのチームにとって、いかに大きな損失であるかを示していると思う」

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一方で、イングランド代表で120試合・53ゴールを誇る英雄は、後輩へのエールも。悲願の欧州制覇に期待を寄せた。

「とてもエキサイティングなチームだ。選手が揃っていて、火力もある。バックラインが強固になるよう願うよ。それが私にとっての唯一の懸念だ。でも、真っ向勝負を挑めるだけの力は、十分すぎるほど持っていると思う。自分たちの力を発揮できれば、大きなチャンスがある」

CBで先発したジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)は、ハーフタイムに負傷の恐れで交代と、特に守備陣への不安は小さくないが...。フットボールの母国は今度こそ、合言葉の「It's coming home!」を体現できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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