舘ひろし&柴田恭兵、“あぶ刑事”舞台挨拶で映画の1シーン“サプライズ披露”「関係ないね!」

現在大ヒット中の映画『帰ってきた あぶない刑事』(略称:あぶ刑事)の大ヒット御礼舞台あいさつが6月5日(水)に開催され、あぶ刑事最強バディの“タカ&ユージ”を演じる、舘ひろしと柴田恭兵が登壇した。映画公開前の心境や『あぶ刑事シリーズ』38年間の感謝を語った。さらに最後に“あるサプライズ”が…。

1986年にテレビドラマとして始まった『あぶない刑事シリーズ』。軽妙なトークと激しいアクション、オリジナルな世界観で数多くのファンを魅了してきた“あぶ刑事”。2016年に公開された映画『さらば あぶない刑事』でシリーズの幕を閉じたと思われたが、8年ぶりにスクリーンで復活した。

◆公開前の心境

本作を始めて観た時を振り返った柴田は「映画は1年ちょっとかけて撮り終えて、2月に初めて役者やスタッフたちと観たんです。終わった後に、舘さんと目が合ったんです。舘さんがニコッと笑ってうなずいたんです。それを見て“そうですよね”と僕は思いました」と笑顔で舘と同じことを思ったと告白。「タカはダンディで、ハーレーかっこいいし。薫(浅野温子)は大爆発してるし…とろい動物は頑張ってるし(笑)ユージはそれなりに。他のキャストの方も素敵だったし。音楽も良かったし」と本作を絶賛。

しかし、柴田は「でも、そう思っているのは70過ぎたおじいさんの感覚なんですよ。果たしてこれが届くだろうかって若干不安でした」と公開前の心境を明かした。舘は「もう一回(柴田)恭様と一緒にできるっていうので、恭様と2人だったら絶対おもしろいと思って」と柴田を信頼しているため不安はなかったと語った。

◆舘ひろしが思う“あぶない刑事”は…

アドリブも多い『あぶ刑事シリーズ』については、「ずーーーっとやってきましたから。舘さんのどこをツボを押さえれば(良いか)っていうのは、なんとなく僕はわかっているので、楽しくやらせてもらいました」と、『あぶ刑事』の長い歴史を感じる場面が。舘は「始まった時から僕は…あぶない刑事って恭様だと思うんです。38年間、僕がやっていることって土台だと思っていて。あぶない刑事のフォーマットは…恭様だと思っています」と熱く語った。

その言葉に柴田は「舘さんの懐の広さ、優しさに助けられて…」と照れ笑い。さらに、「舘さんと出会えて、舘さんでなかったら、こんな風に僕はできなかったと思いますし、とっても素敵な出会いだったなと思っています」と感謝を述べた。舘も、「2人(舘・柴田)で『あぶない刑事』をやろうと思った黒澤満さんと長谷部安春監督。この2人の出会いは奇跡だと思います」と笑顔を見せると、観客から拍手が起こった。

◆38年間の感謝

最後に“あぶ刑事ファン”へメッセージを送ろうとした舘と柴田が、サングラスを外すと、観客から「きゃー!」と歓声が。舘は「本当に38年間ありがとうございました。あぶない刑事、単独の映画としては興行成績を更新しているところです。皆さんもっと、何度も観ていただいて成績を上げたいと思っています(笑)本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。

柴田も「何度も言っていますが、『帰ってきた あぶない刑事』なんですね。帰ってこさせてもらって、本当に感謝しています。皆さんの応援のおかげでこんなに長くあぶ刑事をやってくることができました。心から感謝しています。ありがとうございました」と“あぶ刑事ファン”へメッセージを送った。

◆サプライズでT&Y探偵事務所が…

イベントが締めくくられたと思ったその時、突然電話のベルが鳴り響いた。それは、本作に登場する探偵事務所の電話で、柴田が受話器を取り「はいこちら、T(タカ)&Y(ユージ)探偵事務所でございます」と出ると、劇場は一気に映画さながらの雰囲気になり、そこにはタカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)の姿が。ユージ(柴田)が「はい。はい...関係ないね」と『あぶ刑事』ではおなじみの決めセリフを生披露し、大きな拍手が起こった。

電話の内容を聞いたユージ(柴田)が「なんだって!」と驚くと、タカ(舘)は「え?どうしたユージ?」。「薫がまた大暴れしてるんだって!」とユージ(柴田)が伝えると、「また38年間変わんないねアイツは~。行こうよユージ」、「OK、タカ!」。2人の掛け合いにさらに大きな拍手が起こり、「ありがとー!」「最高!」と客席から歓声が上がった。

映画『帰ってきた あぶない刑事』大ヒット上映中
©2024 「帰ってきた あぶない刑事」製作委員会
配給:東映

写真:©entax

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