相川七瀬さんが神社で古代米の田植え 総社市に古くから伝わる赤米の神事を子どもたちに【岡山・総社市】

岡山県総社市に古くから伝わる古代米・赤米の神事を子どもたちに継承する取り組みです。歌手の相川七瀬さんが総社市の神社で赤米の田植えを行いました。

「みんなで一緒に元気よく田植えをしたいと思いますのでよろしくお願いします」

古代米・赤米の産地、総社市・本庄国司神社の水田です。歌手の相川七瀬さんが訪れ、田植えを行いました。相川さんは、総社に古くから受け継がれる赤米の文化を地域の子供たちに知ってもらいたいと、2012年に総社赤米大使に就任。田植えで訪れるのは、今年で11回目になります。

きょう(10日)は、新本小学校の5年生13人に、田植えを通して赤米にまつわる文化を伝えました。

(児童)
「楽しかったし、みんなと協力して植えられて良かったです」

(児童)
「もし自分に子どもが出来たら、こういう歴史があるものを教えていきたいです」

きょう(10日)植えた「赤米」は、収穫の後、神社に納められます。この赤米を奉納する神事は、国内に3地域しか残っていない貴重な文化。相川さんは、3つの地域すべてで赤米の親善大使を務めていて、文化を伝える活動を行っています。

(相川七瀬さん)
「みなさん大きくなったら、この町を離れるかもしれないけれど、自分の生まれ育った場所に、こういう歴史あるものがあったんだ、あるんだということを持って大人になってもらいたいなと思います」

相川さんは今後も総社市を訪れ、赤米の文化の継承活動をしていきたいと話しています。

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